PingやTracerouteについて
概要
PingやTracerouteはIPネットワークの調査に用いられる。
Ping・・・特定の通信先(目的地。通常サーバー)との導通確認(IPパケットが到着・返却されるか)やネットワーク速度確認に利用される。
Traceroute (コマンドは"tracert")・・・通信相手(目的地)へのポッピング経路(途中のネットワーク機器)の確認に利用される。
ICMP(Internet Control Message Protocol)
PingやTracerouteはICMPと呼ばれるプロトコルを利用する。
ICMPはTCP/IPのインターネット層(OSI参照モデルのネットワーク層)のプロトコルであり、IPプロトコルのエラーメッセージや制御メッセージを転送するプロトコル。
PingやTracerouteはインターネット層のプロトコル(ICMP)を利用するため、通信相手のIPアドレスを指定するがポート番号(TCP層)は指定できない。