PingやTracerouteについて

概要

PingやTracerouteはIPネットワークの調査に用いられる。
Ping・・・特定の通信先(目的地。通常サーバー)との導通確認(IPパケットが到着・返却されるか)やネットワーク速度確認に利用される。
Traceroute (コマンドは"tracert")・・・通信相手(目的地)へのポッピング経路(途中のネットワーク機器)の確認に利用される。

ICMP(Internet Control Message Protocol)

PingやTracerouteはICMPと呼ばれるプロトコルを利用する。
ICMPはTCP/IPのインターネット層(OSI参照モデルネットワーク層)のプロトコルであり、IPプロトコルのエラーメッセージや制御メッセージを転送するプロトコル

引用:https://startdash.net/post-1855/

PingやTracerouteはインターネット層のプロトコル(ICMP)を利用するため、通信相手のIPアドレスを指定するがポート番号(TCP層)は指定できない。

その他

  • Pingコマンドはデフォルトでが4回パケット送信されるが、「ping -t 目的地」無制限にPing送信を繰り返す。
  • 送付するPingのサイズを指定することもできる(ping -l サイズ)
  • PingやTracerouteの宛先はIPアドレスだけでなくドメイン名(例 google.com)も可能。
  • Pingコマンドを自身の端末から送付できない場合など、外部から特定の目的値にPingを送るサービスも存在